「・・・どうしても無理だったら、離れていいから。 巧の過去で、亜姫ちゃんが傷つくならば、離れていいから。 自分を・・・一番大切にして」 亜姫は頷いた。 多分きっと、この人もとっても優しい人なんだろうな。 「・・・じゃあね。そろそろ時間だから」 睦月は微笑むと、後ろを振り返った。 そして、道を真っ直ぐと歩いていく。 「・・・あの!!!」