生徒会長とゆかいな仲間達

痛む拳も気にしずに雄大は大声で叫ぶ。
「てめぇには関係ねぇだろ！！！確かに俺は伝説に巻き込まれた被害者だ。でもな、伝説のおかげで俺が変われたとこだってあんだよ！！」
雄大は興奮して息を荒くする。
「変わったなんて驚きだなぁ。君は昔からそんな風に喧嘩っ早いじゃないか。」
哲は言う。
雄大は哲の言葉で言葉に詰まった。
細田に言われただけの自分の変化を、どうやって言葉にすればいいのか分からなかったのだ。
「………わかんねぇよ。」
「？」
「俺だってわかんねぇよ！！！」
雄大は叫んだ。
「何か大きく変わったかどうかって自分では気付けてねぇよ！！そんなんはわかんねぇけどな、一つだけわかんだよ！！」
哲は黙っている。
雄大はもう本能に任せて、言いたい事を言いたいだけ言うことにした。
「伝説と関わって、一日一日がなんか充実してるし、疲れるし、学校がちょっと違って見えるようになったんだよ！！！」
雄大は一段と大きな声を出した。
そこで他の生徒会メンバーの三人が到着した。