生徒会長とゆかいな仲間達

美宇宙はこれがしたかったようだ。
雄大は美宇宙の策にまんまと引っ掛かってしまったのだった。
周りにいた生徒会メンバーは必死に笑いを堪えている。

てめぇらぁ…………。
マジ消えろっつーの!?

雄大は生徒会メンバーを見ながら人相の悪い顔で、物凄い怖い顔をした。
「キャッこわぁい。」
「黙れ腐れ脳みそ野郎!!?」
和来が雄大を冷やかす。

なんなんだ!?
この馬鹿顔の野郎は!!

「あはははは。和来気持ち悪い。」
無表情で棒読みする隆。
雄大はイライラしながら、『こんな奴らに関わっちゃならねぇ!?』と自分に言い聞かせて、拳を硬く握り我慢した。


「募金しやがれぇ!!」
「ひぃえぇぇ!?」
雄大はニッコリ(自分では笑っているつもりですが、本当はとんでもなく恐ろしい顔をしています。)笑って募金活動をしている。
もちろん、皆怖がって近寄ってすらこない。

なぜだ!!?

雄大は原因が分からず、その場に立ち尽くした。