生徒会長とゆかいな仲間達

「よし。じゃぁ明日までに各自段ボールを持ってくること!以上。解散。」
美宇宙はそう言うとすぐに身を翻して生徒会室をあとにした。

何故俺はいつも巻き込まれるんだ!?

雄大は自分の情けなさに悲しみを感じて、生徒会室をあとにした。



−その日の放課後。−
雄大はめんどくさそうに、でも変なところで几帳面なので、スーパーかどっかで段ボールを貰おうとブラブラしていた。

なんで俺はこんなにお人よしなんだ!?

見た目に似合わず、結構お人よしの馬鹿である。
自分でも分かっている雄大は『はぁ』とため息をつきながらも、もう諦めていた。


「すんません。段ボール貰えませんか?」
「うひゃぁう!!??………あっはっはい!!しょっ少々お待ちくださいませぇ!!!」 
スーパーに着いた雄大は裏側にいた店員に段ボールを貰えないか尋ねたのだ。
しかし、雄大のいかにも『人一人殺せちゃうぞ☆』的な外見に店員が怯えてしまった。

なんで怯えんだよ!!?
これか!?
この目か!!?あ゙!?