生徒会長とゆかいな仲間達

「お前達なぁ……。これは生徒会の存続がかかった大事な行いなんだぞ?」
「俺めんどくさぁい。」
「佐久良……。君はいつもめんどくさがる。そこが悪い所だ。直すためにも募金活動をするべきだ!!いやむしろしなければならない!!!」
「えぇぇぇぇぇ!!!!?」
和来は唸った。
美宇宙は、問題児となった小さな原因をうまく利用して全員に募金活動を手伝わせるつもりである。
勝ち気な笑みを浮かべながら、全員を見渡す美宇宙。
「お前達も、問題児と呼ばれる原因をぶっつぶすためにも、募金活動をしようではないか。」
全員が黙る。

なんだって、こいつらと仲間ごっこなんかしなきゃなんねぇんだよ!!?
俺は関係ねぇ!!
つか、問題児なんて呼ばれてねぇし!!

雄大はそんな勝手な考えを巡らせて、イライラしていた。
「私は会長の頼みであれば、やりますぅ。」
「んー。俺もやる!!暇だし!!」
伊吹と和来が言う。
雄大は『物好きもいるもんだ』と人事のように呆れている。