「そうだ。殴り込みに行こう。」
「ただの思い付きで言うんじゃねぇ！！！」
美宇宙のまさかの発言に突っ込むしかない雄大。
今は登校中。
今日も美宇宙に起こされて機嫌が悪い雄大は、いつもに増して目つきが悪い。
「む。思い付きなどではない！！昨日考えたのだ！」
「どうせ５分ぐれぇだろ！？」
「なっ！？どっどうしてそれを！！？」
「どうせそんな事だろぉと思った。」
雄大は美宇宙の反応を見て、呆れて言った。
「でも、私は哲に認められたいのだ！！そのために………」
雄大は美宇宙の真剣な決心した顔を見て、

やっと答え出したか。

と関心し………。
「そのために力付くで！！！」
「いっぺん地震の割れ目に挟まれ！？」

前言撤回。

コイツは何か勘違いしている！！！

雄大は美宇宙の勘違いに『もうどうしようもねぇ』とボソッと呟き、さっきより速めに歩き出した。