「頼りにしているぞ。」
美宇宙はそう言い残して、公園から去って行った。
雄大は去って行く美宇宙の背中を見ながら、なんだか呆れて、
「勝手に頼りにしてんじゃねぇよ。」
呟いた。
雄大は『はぁ』と一つため息をついて、家に向かって歩き出した。

全く………。
なんだって俺は、変なとこでお人よしなんだか………。