「おい。何故授業をさぼってるです。」
「人の事言えねぇだろ。」
「あれ？森園じゃん。」
俺と細田が校舎裏で授業をさぼっていると（細田は雄大が授業中にメールで呼び出した。）そこに森園が来た。
三人はもともと同じ中学で三年間クラスも一緒だった。
いわば腐れ縁である。
「別に私はさぼってるわけじゃないですぅ。どっかの馬鹿野郎と一緒にするんじゃねぇです。」
「どぅわぁぁれが馬鹿野郎だぁ！？」
「お前だなんて一言も言ってないですぅ。」
「まぁまぁ二人共落ち着いて。せっかく同じ中学の三人がそろったんだ………「「それがどうした！？」」
「ごめんなさい。」
