『やることやったしそろそろ行こうっかな!んで…執事さんはどーすんの?』 他の人がすべて城から逃げ出す時しっかり者の執事さんは動かなかった 「まだ城には王と王子が捕われています。ですから私も一緒に城へ参ります」 灰色の瞳で見つめる執事さんは真剣だった 『分かった!…名前教えてくれないかな?私はマリア!』 「私はルウと申します。少しの間よろしくお願いいたします」 丁寧なお辞儀とともに微笑んだルウ 『それじゃあ…行きますか!』 そうして牢屋を後にした →