この声、そして相変わらず派手な服。

「愛実(マナミ)?!」

「久しぶり、お姉ちゃん!会いたかった!」

彼女は優香に抱きついてきた。

「ちょっと…何よ、どういうこと?!今何時だと思ってるの?」

「何よ~、久し振りの可愛い妹との再会なのに」

そう言いながらズカズカとリビングに入ってきた。

そして、黄色い花柄の大きなキャリーバックをひきずっている。

「あんた、その大きな荷物は何?」

「しばらく、泊めさせて下さい。お姉さま」