そつのないお見合いは終わり、二人だけ残って、ホテルの外に出た。 「本当に綺麗ですね。きっと凄くモテるでしょう」 「そんなことありません。私、今まできちんと男の人とお付き合いしたことなんか、一度も無くて」 「え?本当に?」 次期社長誠一は嬉しそうな顔を見せた。 「はい…実は、私、誰にも言えない悩みがあるんです」 「何でしょう?僕でよければ、何でも言ってください!」 「本当に?でも言ったら、きっと嫌われてしまうわ…」 愛美は泣いているふりをした。