「…でも本当は私お姉ちゃんに甘えたかったんだよ」 「愛美…」 「子供が出来て、ジョーと別れて、すっごく恐くて…気付いたら、ここに来てたの」 優香は愛美を抱き締めた。 「大丈夫、私は絶対あんたの味方だから」 「…お姉ちゃんだけが幸せになるのが羨ましくて、つい意地悪しちゃった。ゴメンね」 愛美は腕の中で泣いた。 こういう所は昔と変わらないかな。