「お前が言ってるのは仕事の話だろ?!もっと俺達のこと考えろよ!」

そう言い残して、彼は出て行った。

―さっきまで、幸せだったのに、一気にどん底に落ちていった。

「―そんな…」

どうすればいいのかわからない。

やっぱり自分は恋愛には向いていない。

勉強の仕方ならわかるのに。

「…資料、作らなきゃ…」