「仕事、仕事で最近はずっと別々に寝てたじゃないか!今までは我慢してたけど、今日ぐらいは良いだろ?」

そう言うと、無理矢理押し倒してきた。

「ちょっと…待って!いやっ!」

気付いたら、智一を突き放していた。

「あ…」

「…そんなに嫌なのか」

「違うの、嫌じゃなくて、今は仕事があるから出来ないだけで」

智一は急に身支度をし出した。

「待って、どこ行くの?」

「さあな、しばらく戻らないかも」

「そんな、分かってよ!大事な仕事なの、分かるでしょ?!教えてくれたの智一だよ?」