彼は愛美が帰るまで家で待たせて欲しいと言い出した。

断るとさらに大声でわめき出した。

「そんな~!僕、3日間屋内に入ってないんすよ!ずっと公園で寝泊まりしてたんです」

―物凄く怪しい。

愛美に電話しても出ないし。

「愛美の番号知ってますか?」

「もちろん!生年月日もスリーサイズも言えます!ほら、ツーショット写真も!」

「…しょうがない。わかった。入って」

「ありがとうございます!やっぱり愛美から聞いていた通り、優しいですね!お姉さん!」