愛実は誰からも好かれる。

可愛くてスタイルも良く、センスも良い。

そして甘えて上手。

男関係も絶えることはなかった。

自分も愛実の性格が少しでもあれば…

昔から愛実を羨ましく思っていた。

(智一…)

彼の枕に顔を埋めて、泣いた。

(なんか、臭う…)

焦げ臭い?

枕が?ではなくリビングに入ると、
煙が充満していた。

「愛美?!何してるの!」