「そしたら、1人の画家が、僕の絵を気に入ってくれて。展覧会にも出品させてくれたんだ」 「―ジョー…おめでとう!夢、叶って本当に良かったわね」 「愛美ちゃんのおかげだよ。本当に感謝してる」 本当に良かった。 何故か涙が出てきたので、慌てて拭った。 「愛美ちゃん、これで分かってくれるだろ?君のこと、本気なんだ。君と美香を幸せにしたい」 「―ジョー…」 「君の本当の気持ちを、知りたいんだ」 ―私の本当の気持ち…?