キズナ


「僕にお金が無いから?」

「…そうよ。自分の生活もままならないあんたが、養えるわけないでしょう?」

「…そっか…」

お姉ちゃんも自分がラブラブだから、麻痺してるんだ。

「そういうことだから。この娘のことは私が育てらるんで」

美香をジョーから離し、

「さよなら」

と言い、立ち去ろうとした。

「ちょっと、待って」