「お願いします!少しで良いので、お会い出来ませんか?せめてお話だけでも」
「これ以上話はありません」
溜め息をついた。
何回も会う約束を取り付けようとしても、社長に話を繋いでもらうことも出来なかった。
「おい、立花。どうなってるんだ?これ以上、延ばせないぞ。駄目な場合は、分かってるな」
「絶対、何とかさせます!」
でも、どうしよう。
智一が心配そうに見ていたが、頼ることはもう絶対に出来ない。
「おい、お前どうするつもりなんだ」
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