少し、期待してたんだ。
追いかけてきてくれるんじゃないかって。
なのに、その期待はまんまと外れて駅まで着いてしまった。
ケータイに連絡もない。
電車が来るまであと30分もある。
ホームのベンチに座って、さっきから妙に痛い足を見ることにした。
「うっそ………。」
靴を脱いでみると足は血まみれだった。
ストッキングが破けてる。
肉じゃがのお皿の破片を踏んだんだ。
痛いのはそこだけじゃなくて、足のすねあたりもジンジンする。
これは火傷。
「なにやってるんだろ、あたし。」
涙がボロボロと溢れてきて止まらなくなった。

