その後、しばらく沈黙した。


そして、隆斗君が口をあけた。


「やくそく?」


……えっ。


「お、覚えてない??アガサのお茶会で。
隆斗君が引っ越す前に」


「あ、あれか!覚えてるよ」


よ、良かった……。


期待していたのか、思ったより
安心感を感じた。


「あ、そうだ。兄ちゃんの修斗とも
仲良くしてくれな」


「あ、うん」


お兄ちゃん?修斗??


最初はハテナだったけど、なぜか
修斗の方が覚えている気がした。