アガサのお茶会

私は隆斗君の手を握る。


「隆斗君…隆斗君」


お願いだから、お願いだから……


─ギュッ


隆斗君が手を握り返した。


「隆斗君!!」


「こんな早く死ぬなんて、な…」


「何言ってるの?しっかりして!」


「華……音…。今、から言う事

よく…聞いてくれ………」


「うん。聞く。聞くよ。だから死なないで!」


この時私は


隆斗君の口からありえない真実を聞いた。