「アガサのお茶会?何?それ」

私茅ヶ崎華音は今、高校生。

あの日から、丁度1年。

そんな時、私の親友志緒が聞いてきた。

私は、続けて話す。

「あのね、アガサっていう人がいたの。
私はそれが好きだったから、それを
おままごとにして遊んでたんだ」

「へえ~」

「今からはなそうか。サボろ?」

「うん!いーよ」

私達は外へ出て近くの公園の芝生に
寝転んだ。

「なんか大変そうな話だね」

「そう……?そんなこと、ないよ」

「そうかな?でも、
華音悲しそうな顔してる。」

「えっ…」

私は驚いた。

まさか、それを志緒が見破るなんて。

志緒はあはは、と笑う。

「うん……。大丈夫。志緒になら
話せるから」

「………」


あの日は、まだ現実を知らなかった。

そんな日を思い出す私を、

志緒はずっと見つめていた。



あれは2年前にさかのぼる…