アガサのお茶会

「きゃああッ!!」


近くにいた女の人が悲鳴を上げた。


「男がっ男が引かれたぞ!!」


男の人は必死に助けを求める。


「事故?嫌だなぁ…。

隆斗君もう帰ったか………」



私は最後まで



その言葉が言えなかった。



なぜなら


隆斗君が道路で血だらけになって


倒れていたから───