─キーンコーン…


「華音!」


私を呼んだのは隆斗君だった。


今、放課後になろうとしている。


「どうしたの?」


「あ、あのさ。


……デートしない?」


「!!??」


私は思わず乗っていた椅子から転げ落ちた。


それほどびっりした。


「な、なっなん…」

「駄目?」

「全然!」

「そか。じゃ明日の10時に○○公園な」

それだけ言うと隆斗君は帰ってしまった。