正直このままだと 私は先生をあきらめられる 自信がない…… だから… だから決めたんだ…… 矢田先生に 嫌われればいいんだって…… そしたら 嫌でも先生を あきらめられると思うから…… 「矢田先生… ちょっといいですか…?」 職員室のドアを開け 矢田先生の名前を呼ぶ。 私は今から 先生を 傷つけるようなことを 言ってしまうかもしれない……