「お前大丈夫か…?」


私は今
矢田先生の隣を
歩いてる。
後ろじゃなくて
隣を……


「大丈夫…かな…?」



私はそう言って
矢田先生の横顔を
見つめた。




好き。

この感情が
今にも溢れてくる……

先生に伝えたくて
伝えたくて
仕方がない……




体育館までの道のりは
本当に
あっという間だった……



「あっ…
優月、これやるよ」


先生はそう言って
私に紙切れを渡した。


「へっ…?」


「それじゃ
おとなしく
先生たちの話聞くんだぞ」


先生はそう言って
体育館の前の方に
行ってしまった。