「優月〜
次体育館だからね!!
早くこなきゃだよ!!」

「はいはーい」



鈴のおかげて
私は変われた。

クラスの友達とも
かなり仲良くなったし
過呼吸もだいぶ
おさまってきた。

私は今
保健室にいる。

本当は次の授業も
さぼろうかと思ったけど
せっかく
クラスの友達が
呼びにきてくれたので
少し遅れてからだけど
行くことにした。




「それじゃ先生
行ってくるねん」


私は保健室の先生に
声をかけ
体育館をめざした。






―――ガラッ


「わぁっ!!」


職員室の前を
歩いていると
いきなりドアが開いた。


「優月……」



「矢田先生…?」



矢田先生の姿を
みた瞬間
思わず胸が高鳴った。



「今から
体育館行くんですけど…」


「おう、
一緒行くか!!」



先生の言葉に
私は最高の笑顔で頷いた。