泣きながら
必死に話す私を
鈴は
優しく見つめていた。
「だけど…
私先生に嫌われちゃった……
もぅ何も話してくれない……
目さえ合わない……
こんなことになるくらいなら
好きにならなきゃよかった……」
私の言葉に
黙って聞いていた
鈴が
静かに口を開いた。
「好きにならなきゃ
よかっただなんて
そんなこと
矢田先生が聞いたら
悲しむよ…!!!」
そう言って鈴は
泣きながら
私を怒った……
「だって……」
「矢田先生を好きになったから
あんたは笑顔で
いられたんでしょ?
あんたが本気で愛した人を
そんなふうに言わないでよ!!」
鈴……
「それに矢田先生は
あんたを嫌いになんかならない。
だってあんたらは
どんな形でも
愛し合ってたでしょ!!!」
涙が
止まらなかった……
私……
なんにも気付かなかった。
自分のことが
いっぱいいっぱいで
先生の本当の気持ちに
気付いてあげられなかった……

