数十分後 中尾先生が 職員室へと 戻ってきた。 「優月、 お前今からちょっと 鈴と話してこい。 すぐそこにいるから…」 私は中尾先生に 言われた通り 鈴のもとへと向かった。 「優月〜」 そこには いつもと変わらない 鈴の姿があって…… ベランダに 私と鈴は並んで 座った。 「ねぇ優月… 矢田先生の気持ち 考えたことある……?」