「はぁ…はぁ……」 息が 苦しい…… 今にも 意識が飛んでしまいそうで…… 「三浦さん…!! これ口にあてて!! ゆっくりゆっくりでいいから 呼吸しなさい!!」 私は保健室の先生に 言われたとおり 紙袋を口元にあてた。 「過呼吸ですか…?」 「そうみたいですね」 私は保健室の先生と 中尾先生の会話を 息を乱しながら きいていた。 過呼吸……?