あたしはベッドに横たわりながらケータイを握り締める。 そういえばあたし… 直兄に電話もかけたことないんだなあ。 …それっぽっちの関係なんだ。 幼なじみって何? 友達でもなく恋人でもない かと言って血の繋がりだってないんだよ。 所詮そんなもの…。 その時、 「~♪…」 「うわあ!」 いきなり鳴り出したケータイにあたしは慌てて立ち上がった。