「荒れてんな、柳下。」


「橘さん…!」



いつの間に入ってきたのか、俺の目の前に座ってタバコを手に取るのは、俺の先輩である橘さん。




「お前でも女に困るってか。」


面白そうに笑う橘さん。




「困りまくりっすよ。」


「会社の女の半分以上に目付けられてるお前が言うなって。」




半分以上って…



「大げさですよ、それに俺、ロリコンなんで?会社にいる様な人には興味ないんですよね。」



ニコっと笑い返し、俺は部屋を後にした。


ロリコン上等だ。




「会社の女全員、敵に回したな。おもしれえ奴!」