夕方、帰ってきた光星の車には、もう一人友達が乗っていた


瑠奈も数回会ったことがある


いい人だけど、完璧そっち系の人だった


そして、そのまま何故か三人で、レストランにいった



「何するつもり?」


瑠奈の問いに、光星は黙って携帯を返した


携帯を見ると、発信や着信に変化はない


メールを見る



「‥」


「そういうことだから」


呆然とする瑠奈の手から、光星は再び携帯を奪った



「‥最低」


「お前等のしたことだろ」


「最初にそれでもいいって付き合ったのは誰よ」


瑠奈達の口論に、友達は苦笑いを浮かべる



光星は、瑠奈の携帯から、男にメールをしていた


『今日会える?』


『瑠奈からメールなんて珍しいな!瑠奈のためならいつでも予定空けますよ』


『じゃあ仕事終わったら迎えきて』


『りょーかいっ!』


さすが毎日メールしてるだけあって、瑠奈の打ち方や返しを完全コピーしていた


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