「智也が‥」
「智也が死んだ‥」
―‥
何ヲ言ッテルノ?
「俺もまだ詳しくわかんなくて‥電話がきて‥」
雅也の言葉なんて、耳にはいってこなかった
智也が死んだ?
そんな訳ないじゃん
どうせ、瑠奈を驚かせたいだけでしょ?
ほんと、くだらないんだから‥
頭の中でそんなことを思いながらも、携帯を握る手が震えていた
「俺も向かうから、今すぐ××病院にいけ」
そう言い残して、電話は切れた
夢見心地のまま、タクシーに電話をして、いわれた病院へと向かう
ふわふわしたような
夢か現実かもわからない
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