「あいつと会ってたのか‥?」


光星が小さく呟いた


その"あいつ"というのは、智也のことだろう



「そうだよ」


「‥なんでだよ!」














そっからは、あっという間のことだった



持っていた携帯を、見事に真っ二つにされた



「‥ありえないんだけど。あんた、最低だわ」


怒りを通り越して呆れる


「あ‥ごめん!」


瑠奈の言葉に、光星はフと我に返ったようで、いきなり焦りはじめた


「いや、もういーから」


折れた携帯を奪い取り、そのまま外に出る


「瑠奈!ごめん!俺‥」


追い掛けてきた光星が、瑠奈の肩を掴み、アパートの壁に押し付けた


「離してよ」


「‥やだ」


そして、光星は無理矢理、唇を重ねてきた


暴れる瑠奈を押さえ付けたまま、舌をねじこませる


そのまま有無を言わさず、部屋に戻された


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