「神堂矢クン。
私を見ているのも
かまいませんが、
せっかくこんなに
綿があるのですし、
何かお作りに
なったらいかがですか??」
私は、神堂矢クンに
こんな質問を投げかけてみた。
「えっ!?」
彼は今までにないくらい
驚いていた。
まあ、出会って間もないの
ですから、今までにないと
言ってもそれほどでも
ないのかも知れませんが(笑)
「そうですわね…
小さなマスコットを
作ってみたら
いかがでしょう?
分からないことが
あれば、綿目先生が
教えてくださるでしょうし、
必要とあれば、
私も手伝いますわ。
何しろ、
見ての通りいくつ
マスコットを作っても
あまるほど綿は
あるのですから。」
私は、こんな提案をしました。
私から、視線を外して
もらうための方法でも
ありましたが、
どうせなら、
何かを作ったほうが良いと
思ったので…
すろと神堂矢クンは、
少し戸惑った目で
綿目サンを見ました。
綿目サンは、私の提案を
イイ事だと考えて
下さったようで、
うなずいてくださいました。


