「とりあえず揃えれるモンは揃ったな…。」
寂れたアパートの一角の狭い部屋にユキオは居た。
両手にはコンビニの袋、中身は安い菓子パンと駄菓子にエロ本だ…。
部屋に着き一呼吸置いたユキオは靴を脱ぎ捨て、お気に入りのソファーへと移動した。
部屋はわりと綺麗に片付いていてこざっぱりとしている。
まぁ言い方を変えれば、物が無いという事でもある。ソファーに落ち着きタバコに火を付けた。
吸っては吐きを2〜3回繰り返しただけでユキオの回りを煙が囲み始めた…。

「やべぇなぁ換気もやんなきゃマジぃのかな…?でも篭らせた方がキクっていうしなぁ…」