そして10分くらいで

 着いたある場所

 そこは小さな池があって

 周りは背の高い

 草がしげっている場所だった


「ここだよ!!」


「ここになんか思い出でも

 あんの??」


「とくにないよ…

 てかむしろ彼氏なんて

 こんなとこ連れてこないし」


「ふ~ん…でなんでここに

 連れてきたわけ??」


「2人だけの場所が

 欲しいなぁと思って」


「なんか照れる…」


「あたしもきっと優じゃ

 なかったらこんなこと

 言わないと思う…」


「そ…そうなんだ…」


「優と出会えてよかったよ

 じゃぁあたし帰るは…」


「ん…わかった」


 そして俺は

 別れ際に優しいキスをした

 そのキスは今までに

 したことのないキスだった