でも英介、寒くないかな? 「英介?寒くない?」 「…ちょっとだけ。」 あたしはベットから出て、英介の 前にしゃがんだ。 「一緒に寝よ…?」 勇気を出して言った。 英介は、びっくりしてる。 別に変な意味で言ってない。 ただ、英介があたしのために寒い 思いをしてるのに、あたしだけあ ったかいのは嫌なだけ。 「…いいよ!!俺、大丈夫だから」 「やだ。英介が寒い思いするの… 。だったら、あたしもここで寝る !」