甘々先生。


唐突の質問に、動揺する2人。

なに慌ててんのよ。

意味わかんない。


はぁ……あたし嫌な女。


「ばっ、なに言ってんだ!ねぇ、瞳先生」

「そうね。だけど、あたしの理想のタイプは先生みたいな人かな?」

その台詞で湧き上がる歓声。

「彼女候補にでもしてもらおうかしら」


は?

バカ言わないでよ。


陸人先生があたしを見る。

目が合った。

だけどあたしはそれを逸らして、下を向いた。


そして、もう一度顔を上げて

「瞳先生と陸人先生って、お似合いだと思う!」


そう笑顔で言った(つもり)。