しばらくの沈黙のあと、返ってきたのが 「別に」 の三文字。 明らかに怒ってる。 「怒ってるよね?」 「怒ってないって」 「怒ってるじゃん」 「怒ってねーって言ってんだろっ」 急に怒鳴られたあたしの肩は、ビクッと跳ね上がった。 今の、先生? 「ご、ごめん」 すぐに謝られたけど、やっぱ無理だ…… 瞳から涙が溢れて――― 落ちた。