甘々先生。


徐々に距離が縮まっていく。


唇と唇の距離が、数ミリに達したとき、

あたしは日比谷の頬を叩いていた。


「最っ低!!!!!!」



鞄を掴み、全速力でその場を去る。

最低最低最低最低っっっ!!!!!


日比谷のくせにっ!

急にキスなんてっ


あたしの唇は、

あたしの唇は……………



先生だけのものなんだからっ。