愛した名前



「どうしたの?」


体育館を出てすぐ止まるけいに私は言った。


そして、私は次のけいの言葉にびっくりする。

















「泣け!!!!!!」













・・・はい?


いきなり大声で言うもんだから私は頭が『?』になる。




「泣きたいなら泣けよ。誰にも言わないから」


「なんで・・・?」


けいのそんな言葉にも涙が出てくる。


「弱々しい笑顔なんてつくんなよ」


誰も気がつかなかった私の偽の笑顔がけいがわかってくれた。


・・・本当は誰かに気づいてほしかったんだ。


頑張ったなって言ってほしかった。


泣いてもいいよって言ってほしかった・・・。