ゆっくりと上を見上げ、けいを見つめる。 すると、またギュっと強く抱き締められる。 「待ってるって言ったじゃん?頑張れって言ったじゃん。大丈夫。心配しなくても、俺はずーっとさきのこと好きだから。ちゃんと待ってるよ」 優しく、ゆっくりと、納得させるように、私に言った。