また、すぐにメールが返ってくる。


~♪~♪

崎野慶:《ごめん。今まで、好きな人できなかったからよくわからない》


・・・一瞬自分だけの時間が止まる。


「好きになったこと、ない・・・」


私はじっと携帯を見る。


「えっ!?」


私は我にかえり、メールを返す。


《今まで1回も?!》


~♪~♪

崎野慶:《うん》


《じゃあ、さきを好きになれば?》


私ってこんなに積極的だったかな・・・?


~♪~♪

崎野慶:《好きにならして?》


これはもう・・・


「はあーい!」


て感じ。


《さき頑張るね!じゃ、そろそろバイバイ★》


試合の疲れか、眠い。


~♪~♪

崎野慶:《頑張って。バイバイ》


最後までメールを返してくれる。


そんなところも愛しくて。


「ふぁ~・・・」

・・・まだ早いけど寝ようかな。


私はベッドに布団をかけずに横になる。