「さっさとくっつけよバーカ」
けいがあきらに言った。
けいなりの、優しさなんだと思う。
「ほら!ねぇあっ君、付き合おうよ?」
女の子があきらの服をひっぱる。
「はいはい。わかったよ。しょうがねぇ」
と言いながら嬉しそうな顔のあきら。
きっと、私に悪いと思ってずっと断ってたんだ・・・。
私の周りって、みんないい人だな・・・と嬉しくなる。
あきらの隣にいた女の子はあきらの答えを聞いてはしゃぎまくる。
「きゃあーっ、やったあ!私あっ君の彼女?ねぇ、そぉなんだよね?」
何回も確認する女の子を見て、本当にあきらが好きなんだって確信する。

