歩いていると色々な屋台がある。


「あ、りんご飴だぁ!美味しそ~・・・わぁ!この人形かあわいい」


ついつい口に出して、近寄って、触ってしまう。


そんな私をけいはただ黙って見ていてくれた。


「クレープ発見!」


やっとのことクレープを見つけた私はけいと一緒に買いに行く。


「どれにしようかなぁ・・・バナナはいつも食べてるし・・・いちごにしようかな??でも、バナナの方が美味しそうだからぁ・・・チョコバナナ下さい♪」


お金を渡して出来立てのクレープを頬張る。


「美味しい~」


そう言う私をけいは笑う。


「何笑ってるの!」


「ごめんごめん、俺にも食べさして?」


けいが変な笑みで言う。


「ん?いいよ、はいっ」


私は食べかけのクレープをけいに差し出す。


「いらないし」


「えっ」


けいが食べたいって言ったんじゃん・・・。


「クレープじゃなくてさき」


そう言ってキスされた。


いつもより激しいキス。


「ちゅっ・・・はぁ・・・んっ」


離れると、けいは優しく笑った。


「見ないでえっち」


絶対顔、赤い気がする・・・。