「さき」
ラブラブしているとたくとが私を呼んだ。
「俺ら先に行ってるよ?」
「えっ」
せっかく一緒に行こうって約束してたのに・・・
そう言おうと思ったらけいが口を開いた。
「いいよ。じゃーねー」
けいは私の頭の上にあごをのっけて私を抱き締めたまま、たくとに言った。
「・・・お前らイチャイチャしすぎ」
たくとが苦笑いで言った。
「くっついてなくちゃ一緒にいる意味なくね?」
けいが私の頭を撫でる。
幸せ・・・。
「あーそうですか。じゃあ俺ら行ってるわ。じゃあな」
適当に返事をしてみとりちゃんのところへ行ったたくと。
「さ、さきは何食べたい?」
けいが私に聞く。
「んー、クレープ食べたい!行こ!」
けいの手を掴んでクレープを探す。

