――お祭りの日――
6時、私はみとりちゃんの家にみとりちゃんを迎えに行く。
けいと、たくととはあっちで待ち合わせ。
フリフリなスカートをはいて、あつぞこのサンダルはいて、なんだか気持ちが上がる。
ピンポーン・・・
みとりちゃんの家のチャイムを鳴らす。
「はーいっ」
ガチャ、とドアが開くと共にみとりちゃんが出てきた。
「さきちゃーん!待ってたよ、さ、行こ!」
みとりちゃんは私の腕を取って家を出た。
ピンクの似合うみとりちゃん。
さすが・・・スカートもピンク、可愛い。
「みとりちゃーん!そんな急がなくても・・・」
早足のみとりちゃんに呼びかける。
「だって、早くたくと君に会いたくて・・・!」
顔が赤くなりながらも言うみとりちゃんが凄く可愛い。
「そうだね」
そう言ってみとりちゃんを笑う。
「あ、笑ったな」
そう言ってみとりちゃんも笑う。

